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廃校フェスへの道

このblogは東京都内に多くある廃校になった学校の跡地を利用してロックフェスティバルをやりたい!という思いから始まり、2008/3/30(日)芸能花伝舎にて開催へとこぎつけた、汗と涙のストーリーをリアルタイムで記録していったブログです。フェス終了後、それまでに書ききれなかったことを後述しています。同じようなイベントをやりたい人は参考にしてください。
2024
11,23

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2006
10,03
次に話したのはフェスの運営方法について。まずふたつのやり方を提示した。

A. 全てのライブのブッキング、予算も含め実行委員会が運営する。
B. 各教室ごとにプロモーターを立て、ブッキングと運営をしてもらう。

現実的に予算も時間も膨大になってしまうので、A案は不可能。ということでB案で行くことになるのだが、この案の問題点は売上をどう分配するか?ということ。

各教室ごとの設備など準備費用はそれぞれ担当プロモーターで出してもらうが、問題は売上をどう分配するか? 赤字になった場合に公平に赤をかぶってもらい、黒字になったときに等しく分配できるか? 皆に納得してもらった上で参加してもらうシステムが必要だ。

ライブだと、プロモーターごとに機材の設置費用は違ってくるだろう。全部自前で用意できるとこもあれば、ドラムセットからマイクスタントまで借りなきゃいけないところもあるだろうし。PAは8chから24chまであるし、モニターの要る/要らないもあるし、アンプやマイクの種類にこだわるところもあるし……。PAを自分達で出来るところもあれば、誰かに来てもらう必要もある。

逆にアート展示などはそれほど費用がかからないだろうし。それを同じ金額を分配していったら、不公平だし。

それぞれの出費をまとめて、総額から出資比率を割り出して、その比率に応じて分配する……ってのがフェアなんだろうけど、なんだか株式会社みたいになってきたな。その場合もどこまで費用として、どこからが費用としないという線引きも必要だろうし、そしてそれは面倒くさいし。

それにそのシステムだと、例えば利益を出した時に、お金を出さなかった/出す用途がなかったけど、たくさん働いたという人がお金を受け取れず、当日にイベントをしてお金がかかったけど、自分のイベント以外では何もしていない、という人にお金が多く行くようになるが、それもなんだか変だ。


機材のレンタル費用は、さくっと見て10万ぐらいはかかる。それを一人のイベンターが前払いで負担出来るか? できなかったら出演バンドで折半して……ってなると、それじゃあライブハウスのノルマと変わらなくなってしまう。

というわけで、この問題は結論がでなかった。とりあえず基本は教室ごとにプロモーターを置き、機材と費用はそこで負担、そのやりくりはそれぞれに考えてもらう。売上の分配は引き続き検討、という事でもう時間も遅くなったので解散。

お金の問題が一番悩ましく、そして一番重要で、そこをいい加減にしたら、後で必ず問題が起きる。

はー、スポンサーが必要だな……。
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