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廃校フェスへの道

このblogは東京都内に多くある廃校になった学校の跡地を利用してロックフェスティバルをやりたい!という思いから始まり、2008/3/30(日)芸能花伝舎にて開催へとこぎつけた、汗と涙のストーリーをリアルタイムで記録していったブログです。フェス終了後、それまでに書ききれなかったことを後述しています。同じようなイベントをやりたい人は参考にしてください。
2024
04,24

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2008
12,01
このエントリで、本ブログの更新は終了します。

そもそもこのブロクの目的は、イベントを発案したところから、開催にこぎ着けるまでの課程をリアルタイムで記録していくという試みでした。

というのも、そもそも本当に学校が借りれるなんて難しく、成功確立は10%ぐらいだと思っていたので、断念した時に、それまでの苦労が誰も知られることなく終わるのは嫌だったので、このブログを作りました。イベント開催断念までの課程も一つのイベントにするという試みだったのです。

ですが、開催が本当に実現し、そしてイベント自体も成功に終わりました。本当に良かったです。

それともう一つの狙いは、イベント開催までの課程を記録し、ネットに残すことで、同じような事をやりたいと思っている人達へのガイドとなればと思ったからです。実際、イベント終了後、「どうやって学校を借りれたんですか?」みたいなメールが結構来たので、そういう時に「このブログを読んでください」と言えるようにしたかったのです。

いつか、このブログを参考にしてイベントを開催した、なんてメールが来たら嬉しいです。

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さて、次回の廃校フェスの開催が決定しました。

来年2009年の5月6日(水・休日)、場所は前回と同じく芸能花伝舎です。
前回よりもさらに規模を大きくする予定です。前回での経験もありますが、未知な部分も多く、また新たな挑戦が始まります。

でも次回はドキュメント・ブログは書きません。目的はこのブログで十分果たしたし、実際ブログを書くのは大変なんですよ。でもこのブログは出来る限り残しておきます。

廃校フェス2009の公式サイトはこちらです。
http://haikoufes.sblo.jp/

それでは皆さん、2009年5月6日、芸能花伝舎で会いましょう。

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追記(2010/3/14):2010年の廃校フェスは、会場側の芸能花伝舎が開催に難色を示した為、開催を断念。しかし、場所を埼玉スタジアムのコンコースに移して、タイトルも「ぐるぐる回る」に一新。より規模の大きなインディーフェスを目指して、2010/6/26に開催することとなりました。

http://www.gurugurumawaru.net/

廃校フェスは、別に開催できる学校が見つかったら、再開するつもりです。どこかの自治体の人で、「うちの学校、使っても良いよ」という人がいたら、連絡ください。
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2008
10,02
前回からの続き。

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ボランティアの人達には1時間の仕事を一人2、3回入ってもらうようにシフトを組んだ。これがすごく難しくて、人によって見たいライブがあるし、二人で参加してる人達には一緒に入れるようにさせたかったし、男だけが担当できる仕事もあるしで、パズルのように組み合わせて作って行った。そして当日来なかった人がいると、またその場で組み直さなくちゃいけない。

フェス当日。

集合時間の10時になると、パラパラとボランティア参加者の人達が集める。3階にある楽屋に集ってもらったのだが、僕は電話や荷物や屋台の到着に対応しなくてはならず、落ち着く暇もない。

電話をしながら、楽屋に入ると既にボランティアの人達は集合している。集った人達をぐるりと見渡すと、そのビッチもとい女性を発見。容姿や服装の前情報が一切なかったのに関わらず、一目で「あ、こいつだ」と判った。

まだ部屋を明けたばかりだったので、みんな床に座っているか立っているなか、部屋の隅で足組んで椅子に座り、なにが不愉快なんだか、朝っぱらからふてくされた顔でいた。なんだこいつ?どこから来たのか知らないが、なぜかキャリーバックを持って来ていた。芸能人で言うと?うーん、椿鬼奴。


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スタッフの名前の点呼。2日前になって連れて来ると言った友達の姿が無かったので、そのビッチもとい女性に聞くと、「来ません」となぜか逆ギレ気味で一言。

もうその時点で「帰ってくれ」って言おうかと思ったんですが、他のボランティアの人達を不安にさせちゃまずいんで止めとく。

シフト編成を決めた後、電話が掛かって来たので対応していると、そのビッチもとい女性が、ボランティアをまとめるイシイさんとblunstoneスタッフの小田になにか詰め寄っている。しまった!こいつが要注意人物だと言っておくべきだった。

そのすぐ後、そのビッチもとい女性は、他の人達が設営準備に出るなか、ヒールをカツカツ言わせながらキャリーバックを引いて階段を降りて行った。くそー、電話中で呼び止められない。結局、そのビッチを見たのはそれが最後だったよ。

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イシイさんに後で聞いたら、そのビッチもとい女性は、なんか理由をつけて2回のうち、早い時間帯に入る仕事を外したとの事。もう一つは少年ナイフ終了後だったが、その時間になってもそいつが姿を現すことは無かったよ。

会場ではそいつを見掛けることはなかったが、たぶん少年ナイフだけは見てたんでしょ。パスは渡しちゃってたし。ちくしょー。

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ボランティアのことを「ボラ」とか略して言ってたし、こういうのの常習犯なのかもね。イベントでボランティアを募集する時は、こんな輩に気を付けてください。





2008
09,29
ボランティアで手伝いに来てくれた人達は、みな善人で文句一つ言わずに良く働いてくれた素晴らしい方々で、僕が心配した「タダでライブが見たいからボランティアに参加する」といった感じの人はいませんでした…、と言いたいとこでしたが、1名いました。いや、実際その人はなに一つとして手伝わなかったんだけど。

まあ、そんなに腹立った訳ではないんですが、話のネタとして面白いんで、その人について書きます。僕はそんな人間です。

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最初にそのビッチもとい女性からメールが来たのは3月の始め。携帯から送られたメールは原文ママで載せちゃいます。

(そのビッチもとい女性)「廃校フェスのボランティアはまだ募集してます?詳しい仕事内容教えて下さい090********迄かメールで」


(俺のレス)「ボランティアはまだ募集していますが、そろそろ締め切ろうかと思います。やる事はチケット受付や会場の誘導や案内、男の人だったらセキュリティーや照明、バンド経験者だったらセッティング手伝いとかも御願いします。名前、電話番号、稼動時間帯と見たいバンドを教えてください。」

(その3分後)「場所は何処ですか?何時〜何時迄です?ネットができないので教えて下さい」

この人は場所も時間も知らずに応募してたのか?ネットできないってどうやって知っただろう?フライヤー見たなら詳細書いてある筈だし。それとこの人、廃校フェスの公開アドレスでも、レーベルの公開アドレスでもなく、僕の未公開の個人アドレス宛に送っていたんですが、なんでメアド知っていたのかが疑問です

「場所は新宿の芸能花伝舎という所です。時間は10〜22時(開演は13〜20時です)。携帯サイトは近日中にオープンしますが、詳細は都内各地のライブハウスで配っているフライヤーをご覧ください。ちなみにどうやって、このメールアドレスを知ったのですか?」

「mixiで料金いくらです?中###090********少年ナイフ?バッファロードータ?が見たいです」

日本語の意味がわからない。mixi見ても俺の個人アドレスは判らないし、だいいちmixi見られるなら詳細わかるはずじゃないか。バッファロードーターって、どこの情報だよ。

「すみません…、メールの内容がよく分らないのですが。チケット料金は3150円です。http://www.uticket.jp/uticket/こちらのURLから購入できます。少年ナイフは出演しますが、バッファロードーターは出演しません。よろしく御願いします。」

「ボラ希望で中###090********少年ナイフが見たいです他誰出ます?勤務時間は短かめにお願いです」

この人、完全にライブをタダで見たいだけじゃないか…。携帯メールで小刻みにメール送ってくるんで、仕事に支障が出て来る。詳細とかメールで詳しく書かなきゃダメ?

「勤務時間は短め希望との事ですが、ライブを見るの優先でのボランティアはお断りしています。チケットの購入を御願いします。その他の詳細は以下です。(以下イベント詳細をコピペ)」

「スイマセン普通の勤務時間たいでボラ希望でお願いします金欠なもので少年ナイフ見たいですお願いします」

このやり取りを夜の10〜11時に。完全にライブただ見目的なので、外そうかと思ったんですが、まあやると言っているしと迷う。


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それから数週間、フェス開催の2日前にまたこのビッチもとい女性からメール攻勢が来る。

「友達ですがボラ希望で増##090********少年ナイフが見たいです当日10〜22時ですか?」

もうボランティア募集は締め切っているんだけど。携帯とは言え、この文章はなによ。

「ボランティア募集はもう締め切ったのですが、中#さんの友達という事なのでOKです。明日は10時現地集合、22時解散です。」

「明日ですか?日曜ですよね?西新宿6の12の30でいいんですよね?仕事内容は?」

「すいません、日曜です。住所はそれでOKです。内容は準備、片付け、誘導などです。当日にシフトを連絡します」

「廃校に惹かれたので少年ナイフ以外知らないんですが他どんな音ですか?他何ですか?アートはどんな?」

うぜーーーー。フェスの2日前で忙しいのに、こんなの答える暇ねーっつうの。どんな音とかアートの内容とか、メールで説明させんのかよ。ボランティアで来るんでしょ。しかも夜中の12時半だったので、寝たふりして無視することにした。

次の日(フェス前日)の昼1時
「廃校に惹かれたので少年ナイフ以外知らないんですが他何系の音です?アートはどんな?男のボラは何人です」

うざ…。で、なんでボランティアの男の人数が知りたいのか?

「すいません、今忙し過ぎて、お答えする時間がないです。(以下、イベント内容と出演者をコピペ)」

その日の夜10時
「忙しいくて悪いのですがネットなくて見れませんバンドジャンルアートもボラ男性何人ですか?」

はぁ……。もうかなりキレ気味になってレスする。

「メールで全部伝えるのは難しいんで、明日見てください。」

「行く予定ですがどうしてもバンド、アートのジャンル教えて下さいボラ男性何人ですか?」

この時点で聞いてくるって事は、まだ行くかどうか考えている訳か。男の数聞いてくるのは、たぶん男探しも目的に入っているのか。合コンじゃねーんだよ。

「ジャンルは多岐なので説明できません。一般のボランティア男性は7人です。このメールで最後にさせてください。明日よろしく御願いします。」

この後、ボランティアを統括するイシイさんの携帯にも、同様の質問を送っていたとの事。イシイさんのメアドはmixiに書いていたんだけど、mixi見れるなら詳細判るはずじゃん…。

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長くなり過ぎたんで、続きは次回に。

次回、このモンスターボランティア(今作った言葉)が、いよいよその姿を現す!乞うご期待!
2008
09,27
当日のボランティア参加者集めについて。

イベントには特に人員が必要。もちろん雇うお金などないので、ボランティアを募るしかない。でも僕は"他人にただ働きしてもらう”という事にどうも腰が引いてしまう質なんですよ。今までのレーベル運営だったり、イベントにしても、わりと「手伝いたい」と言ってくれた人は多かったんだけど、なんだかんだといつも僕一人で全部やってしまう。しかし、さすがにフェスとなると、僕とイベンターだけでは動かせるわけないので、ボランティアを募ることにした。

最初に年末に配ったイベント開催告知用のミニフライヤーで、ボランティア募集を出すが、全く来ない。

公式サイトやMIXIコミュにはボランティア募集告知をずっと書いていたけど、1月中は全く来ない。

こりゃだめだと見て、友人知人をかき集めることにする。書いてもどうせ来ないだろうと、2月に配ったフライヤーには、スペース上も問題もあって、最初から募集告知は書かなかった。



ところがフェスの告知を大きく展開し始めた2月頭ぐらいから、ボチボチとボランティア応募が来だす。嬉しい。もちろん、ボランティアなので最初から最後まで働いてもらう訳にもいかないので人数は多めに。当然、当日になって来ない人もいるだろうし。

HPにメールを送ってきた人とMIXIのコミュ経由に人の割合は半々ぐらいかな?興味がありますとメールが来たけど、それから来なかった人も多数。参加表明はしたけど、直前になってキャンセル人も何人か。

最終的に当日、応募で来た人は21人。これにシンヤさん経由で来てくれたのが9人、僕の友人が7人、さらにblunstoneのバンドメンバーも自分たちの出番後はスタッフとして参加させることに。これで当日はなんとかなった。

もちろん、当日になって来なかった人もいました。でも3人ぐらいだったかな?思ったより少なかった。あと興味があります、詳細教えてください、というメールが来たので、詳細を送ったけどそれから返事が無かったので、参加者に入れてなかったら、当日になってひょっこり現れた人も1名いました。とても助かったんですが。

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そしてボランティアの人達の働きぶりは…。

いやー、もう今思い出してみても胸一杯です。当日、あまりに僕がやることが多くて、あまり細かく指示は出せなかったんですが、みなさん、こんなに積極的&自発的に動いてくれるとは。お互い見ず知らずの人達が、自発的にダンボールをアレンジしてゴミ箱を制作していた姿を見た時は、感無量でしたよ。基本的に人間不信の僕ですが、ちょっと考え方が変わりました。

イベント中は来場者のマナーが良かったので、特にトラブルもなく、ボランティアの方々もやることなく、ちょっとヒマそうだったぐらいです。イベント終了後の片付けもすぐに出来ました。男性スタッフの方々は、人数少ないのに力仕事ばっかやらせてしまい、すみませんでした。

残念なのは、僕が当日時間がなくて、あんまり個人個人と話すことが出来なかったこと。MIXI名=本名=顔が(僕の中で)未だ一致していない人も結構いるのが悔しい。後日、打ち上げをやったんですが、来れなかった人もいたので、このblogを見てらしたら連絡ください。


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ああ、そうだ。一人、ふざけたやつがいたっけ。次回はその人について、ぶちまけてやる。

2008
09,03
体育館などでスタンディングでライブをするには、守らなきゃならない規制があって、何M置きに鉄柵で区切らなくてはならない。ライブハウスとかに鉄柵とかあるでしょ。

廃校フェスの前に、頓挫したけどホールを借りてやろうとしたイベントがあって、その時にこの規制については知っていたんだよね。

たしか、
・ブロックは4×3mで区別ける
・そのブロック間は1m
・ステージとの間は1.2m
・壁との間も1.2m
・定員は0.5平方Mに1人の割合
・頑丈な柵で前方は固める
細かい数字はうる覚えで曖昧なんだけど、確かこれぐらいだったと思う。こんなんじゃ区切ってばっかで、全然つまんないじゃん。貸す側が断るための嫌がらせで言ってるのかと思って、近くの消防署に相談に行ったら、本当にそうだった。
でも幕張メッセとか、前方だけ固めて(中央も別けてるか)あとはオープンじゃん。ここらへんはどういう違いなんだろう。

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体育館もこれに合わせて、ブロック別けする必要があった。
でも柵を借りるのは、お金がかかるので、学校に山ほどある長机を立てて並べることにした。
法律に合わせた細かいブロック別け図も用意したが、当日は細かく寸法を図る時間もなかったので、割と適当に並べるだけだった。長机を並べて四方を囲み、中は6分割ぐらいにする。机の足同士を紐で縛りつければ、割と頑丈で相当な人数で押さなければ倒れることはないだろう。第一そんな観客が暴れるようなバンドは出演しないし。もし何か注意されたら、その時に細かく組み直そうという見切り発車で。



体育館ライブは最初の4バンドはそんなにお客も入らなかったから、みんな床に座ってゆっくりと見ていた。その時にこの細かい区切りは野暮で邪魔に感じる。実際、机が邪魔で座ってじゃ見えづらかったと思うし。

ステージとの間には、ボランティアの人にセキュリティースタッフとして入ってもらっていたが、前に押してくる人なんていないので、ただ座ってもらうだけだった。

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少年ナイフの時は、ぐっと人が多くなって、体育館はいっぱいの状態に。恐らく350人ぐらいだったんでは。

ライブは始まると、前の方の人はぴょんぴょん跳ねだしてちょっと焦る。前のほうの客は柵に体を傾けて、前のめりに見るので、ボランティアスタッフ二人で柵を支えてもらう。といっても、そんなに力はかかってなかったから危なくはなかった。でも、ちょっと心配だったけど。

次のカーネーションも人が多かったけど、特にお客が前のめりなる類いの音じゃなかったので、安心だった。

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という訳で、特にセキュリティー面は問題なかった。長机による柵はお金もかかんなかったし、良いアイデアだっと思うけど、出来れば柵なしで見たいよねー。仕方ないか。
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竹内知司
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自己紹介:
この計画の発起人。blunstone inc.主宰。
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